摘出―つくられた癌
Amazonおすすめ度:

黒猫のおすすめ度:

江戸川乱歩ですか
小説の文章とは思えない。
現代版?白い巨塔?黒猫の一言:
平成の「白い巨塔」といわれ
第22回新風舎出版賞フィクション部門最優秀賞受賞した作品です。
現役の医師が描く大学病院内での
医療ミスの隠蔽工作、製薬会社との癒着による新薬の人体実験、
命の重さを忘れ、患者を自分の地位を名誉のために
犠牲にしていく、衝撃度No.1のサスペンス!!
研修医2年目の若く希望にみちあふれた研修医本木は
癌の分野で有有望な国立O大学、高木教授の医局在籍していた。
しかし、ある乳癌の手術の際に、自分のミスにより
右と左と取り違え、癌では無い方の乳房を切除してしまう事件が起きてしまう。
仕方なく、執刀医の高木教授はそのミスを隠すため両方の乳房を切りとる。
当然ミスが明るみに出ないよう隠蔽工作をする。
それは、もとには戻せない左の乳房に
作為的に癌をつくり、その医療ミスをあたかも正当な手術であったとしてしまう。
フィクションではあるが、現役の医師が描いているという
リアル感がマジマジと伝わるこの作品。
現在のニュースでも多発する医療ミスについては
大きな社会問題となっているが、それを隠し通そうとする病院側の視点、
そしてどのように隠蔽工作をしているのか?
また、隠蔽工作の影にある人の命よりも自分の立場という
医師らしからぬ人間像、そういった圧力と組織の中で葛藤する若手医師達。
そんな大病院の裏側に迫る現実感の有り余る作品です。
たしかに現代社会でも、医師の不勉強さ、未熟さ、安易な気持ちによって
引き起こされる様々な医療ミス。
そんな数多くある医療ミスではあるが明るみに出ているのは極一部。
もっともっと自分たちの利益や保身のために犠牲になっている人がいる。
そんな事の一部がこの作品を読めば理解できるのではないでしょうか?
まあ小説?って思う文章な部分はありますが
これはこれでいい味がでているんだと思います。
まあ我地元にも、内情を知る人にとっては
とても危険な大病院があります(黒猫は怖くていけません。。。)
あそこも中身はこの作品みたいな感じなのかな?なんて
思ったりしました・・・






























コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)